こんにちは!クリスク・ベトナムのリエンです。
ベトナムではX(旧Twitter)の利用率は約3割と、Facebookの93.8%、Zaloの91.3%、TikTokの75.6%に比べて低いです。これはベトナム語版のX(旧Twitter)がないため、ベトナム語での利用ができないからです。
SNSを活用したマーケティングはベトナムでも重要です。イーロン・マスクがCEOになったことで話題のX(旧Twitter)は、本来マーケティングで活用できるSNSのひとつではありますが、ベトナムでの利用率は3割程度。そのため、ベトナムでのプロモーションでは、Xはほぼ選択肢に入りません。
今回はベトナムでX(旧Twitter)の人気がない5つの理由を解説します。
ベトナムにおけるX(旧Twitter)の利用率は34.4%と、ほかのSNSと比べてとても低いです。
ベトナムでX(旧Twitter)の利用率が少ないのには理由があります。ここではベトナムでX(旧Twitter)の人気がない理由を5つ解説します。
X(旧Twitter)の投稿文には140文字までという文字数の制限があります。しかし、ベトナム語は1単語の文字数が多い言語のためか、140文字では自分の意見を伝えられないと考えているベトナム人が多くいます。
ベトナム人はよく自撮りをしますが、X(旧Twitter)は写真や動画の投稿はできるものの、編集機能が充実しておらず、1投稿に4枚までしか添付できません。
一方、Instagramであればフィルターを使って写真の彩度や質感を調整できるほか、「編集」で明るさやコントラストなども調整可能です。添付も、10枚まで可能です。
このように、X(旧Twitter)はベトナム人の自撮り需要に応えられていないため利用率が低いと考えられます。
X(旧Twitter)は2022年8月にグループ機能「Xサークル」がスタートしました。しかし認知度が低く、ほとんど利用されていません。
一方Facebookの場合、特定の話題についての情報を得られるだけではなく、自分から情報や意見を提供できるグループ機能も充実しており、ベトナム人の利用者なら誰もがいずれかのグループに参加しています。同級生同士や同じマンションに住んでいる者同士で個人的なやり取りをしたり、同じ興味・関心を持つユーザーと情報を共有したりするからです。
ほかにもFacebookには、セミナーや展示会などのイベントを周知して集客できる「イベント」やマッチングサービスの「デート」、ライブ配信、オンライン販売・ショッピング機能もあります。
Zaloというベトナム発のSNSにも、約束のリマインダーや仕事の割り当て、ノート作成など役に立つ機能が実装されています。ベトナム人にとっては、こうした投稿やシェア以外の機能が充実している他のSNSの方が、X(旧Twitter)よりも活用しやすいのです。
X(旧Twitter)の場合、アカウントは基本的に「公開」か「非公開」の2択です。しかし、この2択ではベトナム人のSNSの使い方に適していません。「実際の友達・知り合いとつながる」ためにSNSを使うベトナム人には、人間関係の維持やタイムラインの整理のため、投稿範囲を細分化したい需要があるのです。
実際Facebookは、投稿内容によって公開範囲を「公開」「友達」「自分のみ」「次を除く友達」「一部の友達」「カスタム」の中から選べます。Zaloも同様です。
ベトナム人の需要に応えているFacebookやZaloに比べ、X(旧Twitter)が使われにくいのもうなずけるでしょう。
普通のテキスト | ハッシュタグ付き | 特徴 | 問題 |
Mạng xã hội (ソーシャル メディア) |
#Mạngxãhội | スペースなし | 読みづらい |
#mangxahoi | 声調表記なし | 誤解を招きやすい | |
#Mạng_xã_hội | アンダースコア入れ | 不自然 |
ベトナム語でハッシュタグを使うと読みづらい上、誤解を招きやすいです。
上記の表を参考にしてもらうとわかりますが、ベトナム語では文字の間にスペースが必要です。しかしハッシュタグにするためには、スペースを削除しなければならず、違和感があります。
さらに声調表記も削除すると、文字化けのように見えたり、読みづらくなってしまったりします。そのためプロモーションキャンペーンでハッシュタグを活用する時、英語にするか、使うワードの長さを意識しなければなりません。
こうした事情から、ハッシュタグが活用されるX(旧Twitter)は、ベトナム人にはなじみにくいと言えます。
ここまで、X(旧Twitter)がベトナムで人気のない理由を5つ紹介しました。人気がない理由をまとめると、「ベトナム人ユーザーの需要を、X(旧Twitter)が満たしていない」に尽きます。つまりSNSマーケティングをベトナムで行う際に、X(旧Twitter)は不向きなのです。
しかしFacebookやInstagramはベトナム人の利用率が高いため、ベトナムでのマーケティングで重視しなければなりません。
クリスクにはベトナムに現地スタッフがおり、ベトナム人のニーズがわかるマーケッターもいます。適切なベトナムでのSNSマーケティングを提案できますので、ぜひお問い合わせください!
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(執筆:Vu Thi Phuong Lien 編集:クリスク海外事業部)