こんにちは!クリスク・タイのパーです!
皆さんが「この国を観光したい」と思うきっかけはなんですか?
そして、観光の計画を立てる時に、どうやって情報を探しますか?
私は、何回も日本旅行をしたことがありますが、「また日本旅行に行きたい!」と思うほど飽きることがありません。しかし、有名な観光地以外は正直思い浮かばないこともあります。
そんな時に役立つのが、SNSです。今回はタイ人式のSNS訪日情報の調べ方について紹介したいと思います。
日本はタイ人にとって、昔から大人気の旅行先です。そして、その人気は今も健在。
タイ人がよく旅行の際にホテル代わりに利用するAirbnbによる2019年の調査結果によれば、日本はタイ人にとって第一位の旅行先なのだとか。
また、2019年の5月にはタイ人は107,900回日本へ訪問しており、他の国と比べても非常に多くの人が日本へ足を運んだことがわかります。
参考元:
Japan-bound Statistics – Tourism Statistics
ทรนด์การท่องเที่ยว ปี 2562 คนไทยชอบไปประเทศไหนมากที่สุด และกิจกรรมสุดฮิตคืออะไร ?
Airbnbによって公開されたデータによれば、タイ人観光客に人気な街は1位が日本の東京(観光客数12,000人)、2位が大阪(観光客数10,400人)でした。そして、3位は韓国のソウル(観光客数9,020人)で、4位が台湾の台北(観光客数4,260人)だそうです。
日本以外にも、台湾や韓国のような観光スポットがたくさんある国があります。タイから国外旅行をすると考えれば、日本でも台湾でも韓国でも、距離や時間は大きく変わりません。
それなのに、なぜタイ人は旅行先に日本を選ぶ人が多いのでしょうか?
タイの大手人気の掲示板サイト「Pantip」を調査した結果、こんな意見が見られました。
たくさんの魅力があるようですね!
しかし一方で、韓国と台湾に比べて、日本観光は高い費用がかかることがネックとなっています。例えば、飛行機代、物価、交通費、食事の方は日本の方が高いと考えられています。
そのため、予算に問題ない観光客にとっては、日本は人気の選択肢になります。最近では節約するために個人旅行する観光客も増えてきていますし、日本の観光シーズンである桜の時期にタイの連休である「ソンクラーン」が被るので、これからも日本人気は衰えないでしょう。
日本には独特で素敵な文化と観光地があります。外国人がやってみたい日本でのアクティビティはたくさんありますが、訪日タイ人はどんなことに興味を持っているのでしょう?
周りの人から聞いてみてリストアップしてみました!
知り合いからの情報と、有料のガイドブック以外にも、情報が豊富で無料であるSNSが現代では大事な情報ツールです。それでは、SNSがキーになった現代のタイ人流の旅行プランの立て方を紹介させていただきたいと思います!
過去にこのコラム記事でも紹介したPantipからの情報収集は王道のやり方です。
ガイド本ナシ! タイ人はどこで日本旅行前の情報収集をする?2019年も変わらず、行きたい国、観光地、そして「Pantip」というキーワードで検索すれば、大量のレビュースレッドが出てきます。
これはスポンサー提供レビュー(SR)と、スポンサー提供無しレビュー(CR)で分かれています。
また、訪日についての他の便利な情報、例えば、交通のためのチケットの選び方、予算や都合に合わせて旅行プランの相談などがたくさん載っているため、多くのタイ人が参考にしています。
Twitterは、この数年の急激成長とともに、商品やレストランだけではなくて、観光の口コミがたくさん呟かれています。短い文字数で、簡単に、短く、情報が早く収集出来るため、ユーザーの興味を惹きやすいのでしょう。また、ハッシュタグのシステムが検索する時に大変便利です。
Twitter上の訪日関連タグはいくつかありますが、人気のあるハッシュタグは以下の2つです。
#เที่ยวญี่ปุ่น (日本観光)
#รีวิวญี่ปุ่น (日本レビュー)
この2つのハッシュタグは、日本の観光地についての短かいレビューが載せられています。しかも、メジャーじゃない所のレビューがいっぱいあります。例えば、日本で売っている商品、おしゃれなカフェや、可愛いものを売っているお店、マイナーな観光地、ヒップスターが好きそうな所などです。
こちらのハッシュタグは普通のメジャーな広告チャンネルとは、ちょっと違う現代の若者好みの口コミが集まっています。
タイ人は写真を撮るのがとても好きで、こだわりが強いです。そのため、Instagramは自分の撮った写真を自慢できて、写真好きなタイ人に適するプラットフォームとして人気を集めています。
特に外国旅行の際に、自分用にハッシュタグまで作り上げて写真をアップします。タイ人はInstagramを参考にして観光情報を収集する時、大体2つの検索の仕方で行います。
①ハッシュタグで検索
これは、自分が興味ある大まかなキーワードでの英語・ローマ字などとハッシュタグを使います。例えば、#tokyocafe #tokyomuseum などです。
②ロケーションのチェックインという機能から検索
観光地、レストラン、お店の名前などで検索します。この方法は気になる場所の名前を知っている場合に使います。
タイでは、ユーチューバーの時代と言えるほど、一般人だけではなく、有名人・セレブでも自分のユーチューブチャンネルを持っている人が多いです。そして、観光+現地グルメ系のコンテンツは大人気なので、旅行プランに困っている人は、ユーチューバーのプランを真似をしたり、参考にすることがとても便利だと考えられています。
タイ人にとって、日本は昔からずっと大人気な旅行先です。そして今は、東京、大阪、札幌のような有名でメジャーな都市以外にも、もっと遠い都道府県の観光地も注目されてきています。それは、SNS上の口コミや観光情報、タイアップ企画などが、SNS大好きなタイ人に影響しているからでしょう。
つまり、地方の観光地でも、工夫次第で訪日タイ人を呼び込むチャンスはたくさんあるということです。ぜひクリスクで紹介する記事やデータなどを見て、訪日タイ人を呼び込む参考にしてくださいね!
(編集:きたざわあいこ)