今、訪日外国人の中でも人数が多いのが、韓国からの旅行者です。JNTO(日本政府観光局)の調べでは、2024年は9月までの累計で646万8600人が訪れており、このペースでいけば年間850万人ほどの訪日数に上ることが予想されます。
インバウンド関連のビジネスでは、訪日韓国人への対応は欠かせないものとなっていますが、これからマーケティングに取り組む場合にはどのようなことを知っておくとよいのでしょうか。
今回も、日本全国の自治体での訪日プロモーション経験を持つ、クリスクの韓国パートナー、ドンさんに詳しく伺ってみました。自治体の観光担当者、観光関連の企業のみなさんなど、インバウンドを担当されるみなさんには、ぜひ現在のニーズやトレンドを押さえて施策に活かしていただければと思います。
DONG HYUN LEE 様
TAG EIGHT合同会社 CEO&CREATIVE DIRECTOR
法政大学大学院卒業後、旅行会社でマーケティングを担当。広告業界への転身後は、韓国・台湾・香港・マレーシア・インドネシア・タイ・フランス・イタリアなどグローバル市場での広告戦略に携わる。 独立後、韓国・台湾・日本のwebマーケティング〜広告代理業を展開するTAG EIGHT合同会社を設立。訪日プロモーションに協力した日本の自治体は47都道府県のほとんどに上る。
https://tag-8.com/
知っておきたい韓国人の国民性・インサイト・トレンド
訪日韓国人について具体的に掘り下げる前に、訪日韓国人について今知っておきたいことやトレンドの変化を伺いました。
① 韓国人の海外旅行先:「日本 = 東南アジア」!?
② 日本食ブームが本格到来
③ 『みんなやってる』が正義
訪日韓国人のペルソナとニーズ
ここからは、訪日韓国人の属性やニーズについて掘り下げて尋ねていきます。
① ターゲット層:友達と来たい若年層、家族や親を連れて来たい30代以上
② 訪日目的:1点狙いの若年層、全部入り家族旅行の30代以上
③ 人気の観光地とアクティビティ:パウダースノーは需要あり、温泉ニーズは縮小傾向
④ グルメ:韓国にない「日本食」はやっぱり人気
⑤ 訪日旅行中の検索行動:情報収集はSNSとNAVER
まとめ:訪日旅行の位置付け変化とトレンドの推移に対応しよう
クリスクでは、韓国や中国をはじめ、アジアを中心としたインバウンド対策を、現地スタッフやパートナー企業が持つ情報を活かしてサポートしています。興味のある方はご連絡ください!
(編集協力:大西 桃子)