こんにちは!クリスク・インドネシアのタニアです!
ふだん買い物をする時、事前に口コミや評判を調べる方が多いのではないでしょうか?
インドネシアでも口コミやレビューは一般的です。今すぐ買いたい物がなくても、興味のある商品のレビューをYouTubeやTikTokでひたすら見て暇つぶしをするユーザーもいます(筆者もその1人)。
インドネシア人のニーズを理解してか、インドネシアのインフルエンサーの大多数は、何らかのレビューコンテンツを発信しています。そして、インフルエンサーの影響力が強いインドネシアでは、口コミやレビューがユーザーの購買行動につながることも珍しくありません。
例として、美容系インフルエンサーの「Tasya Farasya」の動画には、「Tasyaさんのレビューを見て、何も考えずにすぐ購入しました!」「いつもTasyaさんのレビューが出ると値段が上がっちゃう……すぐ購入しなきゃ!」のような熱いコメントが多数並んでいます。
東南アジアで人気のコスメブランド「KIMUSE」のアイテムを使ったフルメイク動画
インドネシア人にとってこんなに身近な口コミ・レビューを、プロモーションで活用できるといいですよね。
今回は、インドネシアの口コミ・レビューの現状をSNSごとに詳しくお伝えします。
企業案件のレビューも有効なインドネシア
日本では「PR」や「AD」のラベルが付いた記事へのクリック率を上げるのは難しいかもしれません。また、「案件です」と言いながら商品を紹介するYouTuberを見ると、いったん冷静になってしまう方も多いでしょう。
一方、インドネシアでは、現時点では日本のような「PR」や「AD」の表記が必須ではありません。それもあってか、企業依頼のレビューもさほど抵抗なく受け入れているように感じます。
ただし、そもそもインフルエンサーに良いと思ってもらえない、またはフォロワーの趣味・嗜好に合わない商品やサービスへのレビュー依頼は受けてもらえません。
インフルエンサー選びの際は、フォロワー数やターゲットとの類似性に加え、商品やサービスに熱意を持ってくれるかどうかといった視点も重要です。
PRだとしても、インフルエンサーがきちんとレビュー対象を選別しているという信頼性こそが、インドネシアでの口コミやレビューの影響力が大きい要因でしょう。
プラットフォームごとのレビューの傾向
インドネシアではあらゆるSNSで口コミやレビューを見かけるものの、プラットフォームによってレビューの傾向は異なります。
商品やサービスに合った媒体の見極めは、インフルエンサー選びでもKPIの設定においても重要です。ここでは、インドネシアのプラットフォームごとのレビューの傾向をご紹介します。
YouTube:メリット・デメリットを網羅
口コミやレビューを探す時、商品の長所やメリットだけを見ても納得しにくいですよね。
YouTubeでのレビュー動画は、尺の長さを活かし、メリットとデメリット両方に触れられているものが多いです。また、商品のスペックや効能も細かく説明されている傾向があります。
そのため、YouTubeでのレビューは、特に高級化粧品などのハイエンド商品の比較検討で重宝されている印象です。
美容系インフルエンサー livjunkie による化粧品ブランドSomethincの新商品レビュー
フードインフルエンサー Tasyi Athasyia による最近流行の食べ物レビュー
TikTok:おしゃれな動画に説明を詰め込む
インドネシアで大人気のTikTokにも、レビュー動画があふれています。
最大3分と、YouTubeより尺が圧倒的に短いTikTokでは、もちろん商品やサービスを細かく説明することはできません。そのため、TikTokレビューは基本的に短くて論旨が明快です。また、テロップを併用することで説明量を補う傾向も見られます。
もちろんTikTokらしい、映像や音楽などの見せ方にこだわったレビューも珍しくありません。
旅行系インフルエンサーがおすすめホテルを紹介する動画
ジャカルタの新しいコーヒーショップをおすすめする動画
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政府が活用するほど人気!インドネシア人にバズるTikTokプロモーションとは
Twitter:コメントスレッドを用いたレビューまとめが主流
Twitterのレビューでは、1ツイートあたり1商品分のレビュー文+画像をコメントへぶら下げることで、複数商品をまとめて見せるスレッド形式が人気です。
1人のユーザーが自分の語りたい商品をコメントスレッドに連ねるため、ユーザー1人の主観が集約されるのが興味深い部分でもあります。
なお、インドネシアで見られるTwitterレビューでは、動画よりも写真とテキストが多用されている印象です。
まとめ
口コミ・レビューはインドネシア人にとって非常に身近で、購買行動への影響力も強いです。インドネシアでのプロモーションにおいて、インフルエンサーマーケティングは有効な選択肢の1つでしょう。
クリスクはインドネシアをはじめとした東南アジア各国でインフルエンサーマーケティングを展開しております。お気軽にご相談くださいませ!
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(執筆:Tania Paramita 編集:クリスク海外事業部)