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ベトナム観光客を取り込め! アジア各国からも熱視線の旅行博をレポート

ベトナム・ホーチミンで2018年9月に開催されたホーチミン国際旅游博覧会2018(ITE)で、どんなブースが出展していたか、注目されていたブースなどを紹介します

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こんにちは!
クリスクの白似田(しらにた)です。

今回は、ベトナム・ホーチミンで2018年9月に開催されたホーチミン国際旅游博覧会2018(ITE-HCMC)で、どんなブースが出展していたか、注目されていたブースなどを紹介したいと思います!

ホーチミン国際旅游博覧会2018(ITE-HCMC)って、どんなイベント?

https://www.itehcmc.com/en/home.html

ホーチミン国際旅游博覧会2018(ITE)は、ベトナム・ホーチミンにて開催されるベトナム最大級の旅行博覧会です。世界約46か国・地域、約375団体が出展し、来場者数約3万人で2017年に比べ20%増加しました。

各国・地域などの観光PRエリアや航空会社、旅行会社のチケット即売エリアなどもあり、イベント会場で旅行商品の購入やツアー予約などを行う人も多いです。また、観光産業で働く人がパートナーを求めて参加もしています。

今年は、2018年9月6日(木)~ 9月8日(土)にホーチミン市の中心エリアからタクシーで30分程度にあるSaigon Exhibition and Convention Center (SECC)で開催されました。

電車がまだ走っていないホーチミンでは、来場者の多くは、ホーチミン市街からのシャトルバスやバイクで参加している方が大半のような印象を受けました。

各国のブースの特徴は?

韓国

ベトナムでもK-POPが大人気。 韓国ブースでは、多くの来訪者が韓国の伝統衣装を着てK-POPアイドルのポスターと写真撮影をしていました。

カンボジア

アンコールワットのボードがとても目立っていました。民族衣装×有名遺産のボードは、やはり旅行博の定番ですね。

ベトナム

地方都市の紹介ブース。今回のホーチミン旅行博では、ベトナムの地方自治体も数多くブース出展していました。

ベトナム企業

ベトナムの大手旅行会社・サイゴンツーリストのブースでは、お得なチケットの即売会で多くの人が集まっていました。

LCC(格安航空会社)ベトジェットのブースは、大規模なブースと大音量が特徴的。コスプレイヤーとのコラボレーションイベントや抽選会など、ひときわ存在感を感じました。

ベトナムの大手企業ビングループが運営するアミューズメント施設のブースでは、実際にブースの中には、本物の水を流している池のようなものがあり、小さいな子供が遊んでいました。

子供が多いベトナムでは、ファミリー層をターゲットにしたブースを多く見受けられます。

日本の自治体・企業が行ったプロモーションは?

公益財団法人 東京観光財団のブース。
ベトナム人の観光系インフルエンサーによるトークショーを開催し、日本・東京の魅力などをベトナムの方に紹介していました。

羽田空港サービスのブースでは、ガチャガチャを使って多くの来訪者を集客。日本らしい印象の畳やチャブ台、焼き鳥やビールのサンプルなどを使った撮影スポットを設置。多くの来場者が写真撮影を行っていました。

エンターテイメント&プレゼントでアピール!

今回のホーチミン旅行博で強く感じたことは、経済成長が著しく、若年層が多いベトナムマーケットにアジアの近隣各国や国内外の企業が予算を投下し、積極的にプロモーションをしているということ。

タイ・バンコクで開催されているタイ国際旅行フェア(TITF)と比較しても、出展ブースの大きさやブースでの出し物などの規模感にそれが出ていると感じました。

こちらは、ベトナムの旅行会社・Viettravelのブース。実際にブースを見ると高さと大きさに圧倒されました。

大きな音とプレゼントでまずは注目を集める!

まだ、ベトナムでは海外旅行が一般的な消費行動としてそれほど根付いていません。そんなベトナム市場にアピールするため、出展社は音楽やダンスなどのわかりやすい手法で集客しているケースが多かったように感じました。

この点は、海外旅行という消費行動が一般的であり、具体的な旅行プランなどを訴求するタイやマレーシアなどの旅行博のブースとは大きな違いだと言えるかもしれません。

 

ダンスショーの最後には、踊っていたダンサーがお菓子を配って台湾をプロモーション。ステージの隣には、お菓子が置かれて美味しそうな香りを漂わせていました。大きな音と美味しそうな匂いにつられて、つちつい立ち寄っていまいますね(笑)

お得なプレゼントの集客力は抜群!

こちらは、LCC(格安航空会社)によるブースでの抽選会の様子。数時間ごとに航空券などが当たる抽選会を開催し、長蛇の列を作っていました。

やはり、プレゼントのパワーは、強い!

まとめ

ホーチミン旅行博の雰囲気を感じて頂けましたか?

若者が多く活気に溢れているベトナムの今を象徴するように工夫を凝らした大きなブース、大きな音量、勢いのある呼び込みなどが印象的だった今年のホーチミン旅行博でした。

ベトナム市場の取り込みに躍起になっている各国を見ていると、日本もうかうかしてはいられないぞ! と危機感を感じました。東南アジアでの人気観光国であるタイ・マレーシア、ベトナムと隣接するカンボジア・ラオス、日本に比べて近くて安い台湾・韓国などとも、すでにベトナム人観光客の取り合いがはじまっています。そして、その競争はベトナムの発展に合わせて、より激しさを増していくはずです。

来年は2019年9月に予定されているホーチミン旅行博。成長著しいベトナムの観光市場がどのように変化しているのか今から楽しみです。

※本文内で引用されている資料・データ、登場する人物の所属名・役職名などは掲載当時のものです。

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