こんにちは!クリスク・ベトナムのリエンです。
ベトナム国内の企業の多くが広告キャンペーンにおいて、インフルエンサーマーケティングに多額の予算を掛けるようになっています。
そこで今回は、クリスクとタイアップしたこともあるベトナムで人気のあるインフルエンサーを、筆者が実際に仕事をした際の感想を交えつつご紹介します。
①ファッション・ライフスタイルインフルエンサー LAN HUONG(ラン・フオン)
視聴回数が最も多い動画
・Facebookフォロワー数:144万人https://www.facebook.com/lelylanhuong/
・YouTubeフォロワー数:120万人https://www.youtube.com/c/LanHuongChannel
・Instagramのフォロワー数 :14万人https://www.instagram.com/lelylanhuong1911/
実績(PRした商品、プロジェクト、ブランドなど)
・訪日向け:茨城県観光(いばキラTV) ・ECサイト:Tiki(ベトナム最大のECサイト)、Shopee、Lazada ・製品:YAMAHA、SamSung、iQiyi(中国の動画配信サービス) ・化粧品・美容系:LOREAL、NIVEA、POND’S、Acnesなど
YouTubeチャンネル登録者数120万人以上 を誇る、Lan Huong(ラン・フオン)さん。 歌がうまくて、かわいい顔をしているインフルエンサーです。この数年、彼女は自分で作成した若者向けのWebドラマへも出演ししています。
「芸能人並みにキレイ」と外見に対して多くの褒め言葉を受けているラン・フオンさんですが、他の美人インフルエンサーよりも、ナチュラルで等身大の投稿が多く 、その点が非常に支持を受けています。
FacebookやInstagramでは美容コンテンツも発信しているため、化粧品などの広告塔になっていることもあります。
YouTubeでは美容やファッションだけでなく、旅行とライフスタイル系の投稿も人気です。ShopeeやLazadaといった有名なECサイトやサービスサイトから、スマートフォン、バイクなど、様々な商品を紹介しています。
② グルメ系インフルエンサー NINH TITO(ニン・ティト)
視聴回数が最も多い動画
・Facebookフォロワー数:26万人https://www.facebook.com/ninheating
・YouTubeフォロワー数:79万人https://www.youtube.com/NinhTito
・Instagramのフォロワー数 :21万人https://www.instagram.com/ninheating/
実績(PRした商品、プロジェクト、ブランドなど)
・訪日向け:茨城県観光(いばキラTV)、福島旅行 ・ファション:Uniqlo、Google Arts and Culture ・食品:Nestlé、Nunest ・フードデリバリーサービス:BAEMIN、VinID、 他はホテルのSheraton Hanoi Hotelとスキンケア製品のCliniqueなど
ニンさんはYouTubeチャンネルで、ベトナムの人気観光地の特産品やグルメ動画を配信する、ベトナムの代表的なグルメ系インフルエンサーの一人です。 明るい性格とユーモアのある話し方が幅広い世代に好感を与え、共感を得ています。
特に彼は必要以上に絶賛せず、ゆっくりと食べていくところが逆に信頼性とリアリティを感じさせます。 紹介される食べ物は高級なものだけではなく、誰でも楽しめる日常的な料理も多く、非常に親しみを感じさせることが特徴です。
彼の動画はしっかりと宣伝という目的も果たしながら、彼らしい面白さとユーモアも見ることができます。
ベトナム向けに、日本のグルメや旅行情報の発信を希望する日系企業がニンさんを起用するケースが多く、大手企業の広告案件も実績としてあります。
実は筆者、ニンさんと仕事でご一緒させて頂いた経験があります。
海外のインフルエンサーの中には、見たことがない食べ物を嫌がる人もいますが、ニンさんは食べたことのない物にも好奇心をもって挑戦してくれたのでとても助かりました。
食事を紹介する企画でのインフルエンサー選びは、このようなポイントもチェックしておきたいですね!
③旅行・文化系インフルエンサー FAHOKA
視聴回数が最も多い動画
・Facebookフォロワー数:7万人https://www.facebook.com/fahokaxedich/
・YouTubeフォロワー数:42万人https://www.youtube.com/FAHOKAXedich
・Instagramのフォロワー数 :8千人https://www.instagram.com/lovetriper
実績(PRした商品、プロジェクト、ブランドなど)
・訪日向け:茨城県観光(いばキラTV) ・旅行系:AirAsia、Klook(オプションツアー予約サイト) ・製品:Honda、SamSung 他のは化粧品大手のL’Orealと越境ECサイトのShopeeなど。
Fahokaさん(本名はホアン・カイ)は、以前当社のコラム記事で紹介した際は(2019年7月)のYouTubeチャンネルのフォロワー数が21万4千人でした。ベトナム人向けインフルエンサー活用で失敗しない4つのポイント
それから約2年、今では登録者は42万人と約2倍になっています!
カイさんは国内外問わず多くの国の文化や観光情報、ユニークな体験、旅行のヒントなどを発信。
動画1本の長さは20分前後のものが多いものの、編集がうまく、あまり長さを感じさせません。視聴者は見ているうちに自分も行って体験してみたくなるはずです。
カイさんとも筆者はお仕事をさせて頂きましたが、彼の海外旅行経験の豊富さは本当にすごかったです!
日本も含む国内外の旅行企業の広告案件や、商品を、違和感のないスムーズな流れで紹介してくれるでしょう。
まとめ
ベトナムのインフルエンサーマーケティング市場は急成長しており、今後も拡大していくでしょう。
次回の記事では、人気インフルエンサーと企業がコラボを行なう時に注意すべき点についてもお伝えしたいと思います。
クリスクでは、KOLを活用したプロモーションのお手伝いもしています。ぜひ、インバウンドや海外展開でのプロモーションはクリスクにご相談ください。
(執筆:ヴ ティ フオン リエン/編集:きたざわあいこ)