Facebook都市別アクティブユーザー数第1位のバンコクをもつタイでは、もはやFacebookは企業のプロモーションでも当たり前の存在になっている状況ではありますが、Facebookが2012年9月に買収した写真共有SNS “インスタグラム” もタイ国民に浸透しているSNSの一つとなります。
特にバンコクではスマホユーザーのほとんどが使っているといっても過言でないくらい利用率が高くなっていると感じています。
実際私のまわりでも、弊社タイスタッフやタイの友人などほぼ全員がInstagramを利用しております。
Instagramは国毎にユーザー数を発表していませんが、今や全世界で1億5千万人が利用しており、米国以外の利用率は全体の60%となっています。以下概要を纏めてみました。
Instagramの概要(全世界)
マンスリーアクティブユーザー数 1.5億
米国以外のユーザー率 60%
共有された写真 160億
1日に投稿される写真 5,500万
1日にいいね回数 12億
Instagram公式HPより
http://instagram.com/
タイでの利用率の高さを裏付けるデータとして、2013年にInstagramが世界で最もシェアされた場所を発表しております。Instagram発祥の地でありユーザー数が全世界の40%を占める米国のタイムズスクウェアやディズニーランドを抑えて、タイ・バンコクのサイアムパラゴンが第1位となっており、さらに第9位にもスワンナプーム国際空港がランクインしております。
写真を撮るのも撮られる事も大好きな国民性はもちろんありますが、それにしてもユーザー数でいうと圧倒的に差があるはずのタイでこれはすごいです。
実際サイアムパラゴンに行った時には、かなりの人がまるでモデルさんのごとく撮影会をしていました(笑)
Instagram公式ブログより
http://blog.instagram.com/post/69877035043/top-locations-2013
モデルついでにですが、タイでは人気女優やモデルの方が、ファンとのコミュニケーションや自己ブランディングにInstagramを積極的に活用しています。
以下がタイ女優・モデルのInstagram利用状況をまとめたものです。(2月10日データ取得)
1~10位までが約100万~200万フォロワーをもっており、20位でも75万フォロワーとなっています。
我が国日本の芸能人利用状況はどうでしょうか。
参考
http://www.talentinsta.com/
個人的に好きなローラがフォロワー数ランキング2位で37万となっています。
タイ1位の194万フォロワーに比べると実に7倍の差があります。
日本で知名度・人気共に高いローラでも、タイと比べると20位圏外になってしまい寂しい気持ちになりますが、日本でフォロワー数1位の水原希子でも20位内にやっと入る状況です。これは致し方ない。
タイは、PCが普及する前にスマートフォンが普及した事や、自己顕示欲が高い国民性もあり、FacebookやInstagramが日本に比べても国民に深く浸透し先進国になっています。
タイの芸能人は自己ブランディングやファンとの交流にSNSを上手く活用しておりますが、まだまだ企業側が追い付いていないという印象を受けます。
Instagramの15秒動画機能開始や米国では一部広告が始まった事から、タイでは今後企業のプロモーションを行う上で重要なものになってくると考えます。
2014年がどう動いていくか楽しみです。