サワディーカー!クリスク・タイのパーです。
クリスク・タイには15名ほどの社員がいます。今年の7月に、社員一同で北海道へ社員旅行に行ってきました。
実際、タイ人は訪日旅行の何に魅力を感じ、どうやって楽しんでいるのか?旅行前〜旅行中の様子をレポートします!
全員クリスクタイに所属し、メディア・広告関連の仕事をしています(コンテンツライター、営業、デザイナー、経理、通訳など)。
30代女性8人・30代男性3人が参加しました。
ある日の飲み会での出来事から全てが始まりました。スタッフの一人がクリスクタイ代表の金城に「北海道へ連れて行ってください」と頼んだのです。
北海道はその美しさから、タイ人にもよく知られた日本の観光地です。しかし、日本へ行ったことがないタイ人がまず最初に思い浮かべるのは東京・大阪・京都といった都市。そのため、日本の他のメジャーな地域には訪れたことがあるけれど、北海道にはまだ行ったことがないという人が多いのです。
そこで、「日本旅行するなら北海道がいい!」という流れになりました。
北海道への旅行が決まり、エグゼクティブアシスタントのココが率先して観光内容や観光スポットを調べ始めました。彼女の情報収集方法は、Facebookの観光ページをチェックするというもの。そしてさらに詳しく調べるために、インフルエンサーが投稿した北海道旅行のコンテンツを見て、どの場所を訪れているのか、どの場所が魅力的に見えるのかを確認し、観光スポットを選んだそうです。
私自身は北海道に住んだ経験があり、また社員の一人である中川は北海道出身ですが、他のメンバーは皆初めての北海道訪問となります。そこでまずは、有名な観光地から選びました。北海道は四季折々に美しく、いつ訪れても素晴らしいと思いますが、特にタイ人に人気なのは花畑が見られる夏と冬です。今回の社員旅行はちょうど夏でしたので、ラベンダーが見られる富良野・美瑛を中心に観光プランを組みました。
次に、SNS(特にInstagram)でその場所を検索し、どのスポットで、どの角度から、どのように写真を撮れば美しく撮影できるのかを調べます!実際に訪れた際には、その時調べた情報を参考にして撮影するよう心掛けていました。
クリスク・タイのスタッフには、韓国人が投稿した写真の撮影方法やテイストを好む社員が多かったです。面白いことに、調べていても、「この写真絶対韓国人のだ」「この写真は日本人だな」と、パッと見てすぐ分かるんですよね。
最近、タイ人の間では韓国風の写真の撮影方法やテイストが人気です。タイのメディアに出稿する際のクリエイティブやマーケティングで効果を上げたい時には、韓国テイストを取り入れることが一つのコツかもしれません。
また、コーディネートも韓国のファッションを参考にしていました。ただし、周囲と浮いてしまうのは避けたいため、日本人が現在どのようなコーディネートをしているのかも考慮していました。
しかし、日本人のトレンドについては、自分の好みに合った参考になる情報源が見つからなかったため、最終的には皆、今どきのタイのトレンド+自分の好みの韓国スタイルを融合させたスタイルに落ち着いたようです。
観光中に周囲のファッションを観察し、日本風のコーディネートになるように工夫を凝らしていたスタッフもいました。クリスク・タイのスタッフは、ファッションが好きな人が多いですね!
最近のタイ人は、高齢の方でなければ、できるだけツアーに頼らずに海外個人旅行を好む傾向にあります。特に、日本のように観光客が訪れやすい場所であれば、個人旅行(FIT)を選びたいと考えています。しかし、社員旅行となると少々難しく、1日だけ個人行動の日を入れることにしました。
空港に到着後、すでに日本にいた金城と合流し、バスで札幌のホテルへ向かいました。バスの時間やチケット購入、運転手とのコミュニケーションは金城・中川に任せました。
ホテルに到着したときには、「クリスク・タイ13周年」のお祝いケーキが届いており、それを持って居酒屋で飲み会を楽しみました。お店には英語のメニューもあったので、みんな自由にたくさん注文しました!
その後、何人かは2件目に行きましたが、私はローミングのパッケージを購入し忘れたスタッフと一緒に日本で使えるシムカードを買いに行きました。ただ、インターネットのスピードが非常に遅く、さらにローミングと比べても比較的高額だったため、あまり好評ではなかったようです。
この日は札幌から富良野へ日帰りだったので、朝からホテルを出発しなければなりませんでした。最初は曇り空で小雨が降っていましたが、観光地に着いたときには運良く晴れていました。途中の休憩所では、小狐を見つけて感動したりする社員も!
観光地に着くと、すぐに花畑へ向かって写真を撮り始めたり、ソフトクリームを撮影の小道具として購入したりと、各々写真撮影に夢中に。私たちが見つけたアングルを気に入って、「それいいね」と同じアングルから撮影する社員もいました。みんな花畑に映える服装や色にとても気を使っていて、前もって打ち合わせはしていなかったのですが、その日のテーマは明るい色やパステルカラーでした。
また、観光地や駐車場の自動販売機で、美味しそうな日本の飲み物を購入する社員も多くいました。もちろん、その様子を写真に収めてSNS(Instagramのストーリー)に投稿しました!
この日のメインはショッピング!
人それぞれでしたが、社員に聞いたところ、平均的に2万バーツ〜3万バーツ(約8万3千円〜12万4千円)くらいの買い物をしたようです。高級ブランドでは、日本で比較的安いGucciやヴィヴィアンウエストウッド、Prada、Diorなどを購入し、主にアクセサリーやバッグを選んだそうです。他の服のブランドでは、Nico and...、UNIQLO、GU、WEGOなどを選んだとのことです。
私(パー)の場合
朝はデザイナーチームのボー・ベンツと一緒に北海道神宮でお参りしました。おみくじを引いたり絵馬を書いたりして、二人はとても楽しんでいました。
北海道神宮のすぐ隣にある六花亭・神宮茶屋店で限定のお菓子とお茶を楽しんだ後、お昼には、長蛇の列に3回目の挑戦でようやく北海道の人気スープカレー店「奥芝商店」で食事をすることができました。午後は一人でジャンプショップ、ジブリショップ、BOOKOFFなどでショッピングを楽しみ、夕方には再びボーと合流してショッピングをしました。
コンテンツチーム・ナッティの場合
朝はカフェでゆっくり過ごした後、お昼には魚市場で海鮮丼を食べに行きました。
その後、札幌市の観光スポット(時計台など)を散策し、ショッピングを楽しみました。夜はクリスク・タイの北海道での最後の夜をテーマにしたキャンプ風の屋上ビアガーデンで飲み会に参加しました。
小樽には魅力的なお店がたくさんあり、できれば1日過ごしたかったのですが、時間の都合上、半日しか観光することができませんでした。みんなは限られた時間を有効に使い、キャラクターショップやオルゴールのお店にダッシュで駆け込み、最後のショッピングチャンスを楽しみました。私は時間がない中、ルタオのタルトや雪印のソフトクリーム、一口ウニ丼まで食べました!
小樽は小さな街ですが、とても可愛らしく、日本の雰囲気とヨーロッパ風の雰囲気が混ざり合った素敵な場所です。たくさんの写真を撮ってSNSに投稿したところ、友人たちから小樽についての情報をたくさん聞かれました。伝統的な日本の雰囲気を持つメジャーな観光地とは異なり、小樽はタイ人にとって新鮮な魅力を感じさせてくれる場所かもしれません。
小樽で美味しい海鮮料理が食べられると期待していましたが、ツアーパッケージに含まれていたメニューのせいか、出された海鮮丼にはみんなが少しガッカリしたようでした。
今回は、札幌市内のビジネスホテルに宿泊しました。しかし、日本の電圧が低いため、タイから持ってきたヘアドライヤーやヘアアイロンが使えず、困りました。結局、ホテルのドライヤーを使うことになりました。
ビジネスホテルとはいえ、少し部屋が狭く感じました。部屋にはスーツケースを収納するスペースがベッドの下にありましたが、物を取り出したりしまったりするのが少々手間でした。私たちが宿泊したのはツインルームで、おそらく18平米くらいだったと思います。
今回の旅行では、以下のような様々な日本食を楽しみました!
・天ぷら屋さん(海老天文店)→日本人社員のおすすめ
・ラーメン屋さん(タイ人に有名な一蘭ラーメン、北一ラーメン)
・オムライス屋さん
・トンカツ屋さん
・おしゃれなカフェ(韓国のインフルエンサーを参考にして探した)
・スープカレー屋
スープカレー屋さんについては、かなりの行列で、3回目の挑戦でようやく入店できました。タイ人は並ぶことに抵抗はありませんが、観光中は時間がもったいなく、諦めそうになりました。電話でしか予約ができなかったため、番号を持っていない私たちにはハードルが高かったです。
他の社員にスープカレーの概念を説明してもあまりイメージが湧かなかったようですが、結果すごく好評で、みんなに「神チョイス」と褒められました!
台湾での乗り換え時に、サンリオの飛行機に乗る機会がありました。
社員みんなサンリオのキャラクターに大興奮!私もその一人で、たくさん写真を撮ってSNSに投稿しました。
国内での移動は、路線バス、観光バス、地下鉄を利用しました。
徒歩で移動する際は横断歩道が多く、急いでいる時に信号待ちがストレスになるという意見もありました。これは、バンコクの都市計画上、普段頻繁に道路を渡ることは少なく、全ての横断歩道に信号が設置されているわけではないからです。
日本のキャラクターグッズはとてもウケがいいです。私は親友の子どもにキャラクターのベビー用品やグッズをたくさん買って帰ったほか、キャラクターやアニメが好きな友人にもグッズを買いました。
社員の反応を観察したところ、サンリオとディズニーのグッズが最も人気でしたね!
その他、お土産として配りやすいお菓子はやはり人気ですね。
北海道限定のお菓子のお土産は大体空港で販売されています。スーツケースの重量制限にカウントされないよう、余った現金で購入して機内持ち込みすることが多いですね(ただし、あくまで機内持ち込みの重量制限の範囲で!)。
私の場合、現金は1万円だけ用意し、残りはトラベルカード(VISA)やクレジットカードで支払いました。その時は円安だったので、為替レートをあまり気にせずに、小額でも頻繁に両替してトラベルカードにチャージしました。
ただ、現金のみでしか対応していないお店もあり、現金が足りなくなった人もいました。セブンイレブンなどのATMで最低1万円からトラベルカードにチャージできますが、帰国日が近いと、1万円が大きすぎてチャージしたくないという人もいました。そのため、キャッシュレスで何とかしのぐ必要があったようです。
リアルなタイ人社員の訪日旅行の様子は、いかがでしたでしょうか?
特に、事前調査から服装までこだわった写真撮影・SNSへの投稿や、ブランドもの・キャラクターものをたくさん買うところが特徴的かと思います。
また、今回北海道の中で小樽は大好評だったので、「ザ・日本」といった観光地だけでなく、西洋の雰囲気が感じられる観光地も、タイに向けて積極的にPRすると良いかもしれません。
クリスクでは、東南アジア現地スタッフの目線から、Webマーケティング施策をご提案しています。お気軽にお声がけください!