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台湾のInstagram利用状況と広告事例 - クリスク

作成者: Liu Tzu-Yi(リュウ・ズーイー)|2021/12/01 7:30:00

こんにちは、クリスク・ジャパンの劉(りゅう)です!

台湾ではInstagramの利用率は年々上昇しており、現在ではインターネット利用者のうち60%ほどが利用しています。

利用者の男女比はすべての年齢層で女性の方が少し多いものの、ほぼ半々。年齢層では25~34才が最も利用率が高くなっています。

台湾のInstagram利用者数と性別比・年齢比
引用元) NapoleonCat

このように台湾で人気の高いInstagramでは、広告も13歳以上の台湾人のうち42%にリーチできる可能性があるそうです(We are social の2021年1月の調査より)。

では実際、どのようなInstagramコンテンツ・広告が台湾人の興味を引くのでしょうか? 今回は、台湾のInstagramアカウント運用と広告事例をご紹介します。

台湾人が好むアカウント運用の方法とは?

台湾の調査会社Influenxioが発表した2021年の調査によると、台湾のInstagramユーザーによるビジネスアカウントとの平均エンゲージメント率は、世界の平均値よりも高いことがわかっています。

つまり、台湾人はInstagramでインフルエンサーや企業アカウントとコミュニケーションを取りたい人が多いのです。

そのため、企業がInstagramに投稿する内容が、単純な告知や宣伝だけではつまらないと思われてしまう可能性が高いです。

そんな台湾で企業がユーザーとのコミュニケーション方法として一番使っているのが、ストーリーズ機能です。

参考)【硬塞 IG 研究室】IG 微網紅趨勢報告:台灣 Instagram 互動率遠超全球、萬人以下奈米網紅翻轉行銷漏斗

▼ワンポイント:世界のストーリーズ機能利用者数

ストーリーズはInstagramの中にある、24時間限定で消える投稿機能です。
フルスクリーン画像や最大15秒動画を投稿したり、ライブ配信をしたりすることが可能となっており、画像や動画の加工機能でクリエティブなコンテンツを作成できます。

世界全体での数字を見ると、Instagramのユーザー(約12億人)のうち、ストーリーズを使っているのは約5億人と、多くのユーザーが利用しています。
「ストーリーズでブランドや商品を見ると興味・関心が高まる」と回答した利用者は58%に上り、ストーリーズの重要性に注目が集まっています。

参考)Drive Possibilities with Instagram Stories Ads

簡単!ストーリーズの運用方法

台湾のストーリーズ利用率の数値は公開されていませんが、多くの企業とインフルエンサーは積極的にストーリーズを運用しています。なぜなら、触れ合いが好きな台湾人に対してストーリーズはコミュニケーション取りやすい方法のひとつだから。

特にストーリーズのステッカーという機能は多くの企業が利用しています。
ステッカーには、クイズステッカー、お題ステッカー、リンクステッカー、投票ステッカーなどさまざまな機能があるため、簡単にフォロワーと触れ合えて、話題性も得られますよ。

<ステッカー活用事例>
※リンク先はInstagramをログインしてからご確認いただけます。

・旧暦新年キャンペーンの特賞はフォロワーを投票で決める大手スーパーマーケット
https://www.instagram.com/s/aGlnaGxpZ2h0OjE3OTAyOTA3NTIxNjc4MzUw?utm_medium=share_sheet

・フォロワーに質問を投げ、面白い返答を公開して様々な話題性が生まれることが得意なインフルエンサー。集めた返答はハイライトで保存し、再閲覧可能となります。
https://www.instagram.com/s/aGlnaGxpZ2h0OjE3ODY0ODcyNDYzNjI4MTM0?story_media_id=2698550145711968125&utm_medium=copy_link

広告運用:ストーリーズ広告

多くのユーザーが毎日見ているストーリーズは広告としても、大きな宣伝効果が期待できます。

Instagramによると、世界中で毎月ストーリーズ広告を運用しているビジネスアカウントは400万で、ストーリーズ広告を見て購入したユーザーは50%ほどだそうです。

台湾で行った弊社の運用経験では、ストーリーズ広告がリーチした人数は普通のフィード広告より最大10倍以上の効果を得られました。
また、ストーリーズ広告を紐付けるリンクをクリックした人数は、他のInstagram広告タイプより多く、商品やサービス購入まで繋がる確率も高くなっています。

台湾では20〜30代女性のアクティブ率が高いこともあり、美容系とアパレル系の広告のパフォーマンスは好調です。

まとめ

Influenxioの調査によると、多くの台湾企業はInstagramを始めとするインフルエンサーマーケティングの広告予算を増加することを検討しているそうです。

連携したインフルエンサーに作成してもらった投稿を広告素材としてストーリーズ広告に配信するといったしくみが、今の台湾SNSマーケテイングのトレンドとなっていることから、ストーリーズ広告とフォロワー数10万未満のマイクロインフルエンサーマーケティングを強化したい企業も多いでしょう。

Instagram広告にも流行があります。そのため、現地のトレンドと好みをスピーディに把握して、広告予算を有効に活用したいですね!

クリスクは東南アジアと台湾のSNS広告について豊富な運用経験が持っている広告代理店です。台湾向けのInstagram広告とアカウント運用を実施を考えている企業様は、ぜひ気軽にお問い合わせください。