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現地スタッフに聞いた!東南アジア各国で人気のSNSは?使い方は?〜東南アジアSNSマーケティング総集編〜

日本と東南アジア各国では、人気のSNSや使われ方が大きく違います。この記事ではインドネシア・ベトナム・マレーシア・タイ各国現地スタッフのインタビューをもとに、各国で人気のSNSとその使われ方についてまとめました。

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現地スタッフに聞いた!東南アジア各国で人気のSNSは?使い方は?〜東南アジアSNSマーケティング総集編〜
10:35

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東南アジアでのSNSプロモーションのポイント3つ

これまでの記事では、タイ・ベトナム・マレーシア・インドネシアでのリアルなSNS事情を、各国のクリスクスタッフへインタビューしました。その結果から、特にSNSを活用したプロモーションでは以下の3点を押さえておく必要がありそうです。

ポイント1:Facebook内でのプレゼンスを高める

東南アジア各国のSNSのシェアでは、メッセージングアプリを除くとFacebookが1~2位を占めています。年代ごとの使用率やアクティブ率こそ各国で差があるようですが、幅広いユーザーへリーチするためには欠かせない選択肢と言えるでしょう。

まずはFacebook内検索や情報収集ニーズに対応するため、Facebookページの設置・運用やFacebook広告の出稿から始めたいところ。加えて、東南アジアでは日本よりもFacebookグループがアクティブに使われているため、Facebookグループ内での発信や情報提供も検討の余地がありそうです。

なお、それぞれの国でのFacebookの使われ方や、Instagram・TikTokの状況は本文後半でまとめています。

ポイント2:メッセージングアプリの活用・連携

インドネシア・マレーシアのWhatsApp、タイのLINE、ベトナムのZaloとそれぞれ国によってメジャーなSNSは異なりますが、どこの国でもだいたい日本でのLINEと同様の使われ方+αであることがわかりました。

つまり、日本でも行われている企業公式アカウントによるユーザーの囲い込みや発信、広告出稿、Instagramアカウントとの連携などの手法はそのまま東南アジアでも有効と言えそうです。

ポイント3:ECプラットフォーム・ライブコマース媒体としてのSNS

従来のFacebookマーケットプレイスに加えてTikTok ShopやLINE Shoppingなど、東南アジア各国でSNSのショッピング機能が存在感を増しているようです。

また、東南アジアでさかんなライブコマースは従来InstagramやFacebookで実施されていましたが、TikTokでもライブコマースが行われているとの声が挙がっていました。

東南アジアでの越境ECを検討されている方は、Shopee・LAZADA・Tokopediaとの使い分けも含め、よりアクティブなSNSの活用を検討すべきかもしれません。

 

それでは、各国のSNSの利用状況を詳しく見ていきましょう!

インドネシア:1位WhatsApp・2位Instagram・3位Facebook

インドネシアで最も人気のあるSNSはWhatsAppです。WhatsAppは友達とのやり取りや仕事の連絡の手段として活用されています。企業は顧客とのやり取りのためにInstagramの概要欄にWhatsAppのリンクを入れています。

次に人気なのがInstagramです。インドネシアでも20代〜30代の女性に特に人気で、ストーリーを使って日常の様子を投稿したり、チャットでコミュニケーションを取ったりしています。

また最近流行っている場所やカフェのタグ付けして投稿しており、カフェや飲食店を探すときにInstagramで検索しています。Instagramはストーリーで広告を見ることが多く、気になる商品はクリックするようです。

インドネシアではFacebookも人気です。日本と違って幅広い年齢層に使われており、友達や家族に自分の近況を伝えるためのツールとして使われています。他にもFacebookグループを使って情報収集をしたり、マーケットプレイスで商品を購入したりもしています。

TikTokは日本と同様、インドネシアでも若者に人気で、街中で動画を撮っている人をよく見るとのこと。またTikTokショップで商品を購入している人もいるようです。YouTubeは商品を購入する際にレビュー動画を見たり、趣味で旅行系の動画を見ています。検索機能もよく使っているようです。

▼東南アジアのリアルなSNS事情、インドネシア編はこちらから

ベトナム:1位Facebook・2位Zalo・3位TikTok

ベトナムでもっとも使われているSNSはFacebookで、日々の出来事や旅行の思い出を投稿しています。写真にはかなりこだわっていて、絵文字やハッシュタグを使った投稿が多いとのこと。ほとんどの人がFacebookグループに入っており、情報を得るだけでなく、情報発信のツールとしても活用しています。

Facebookグループは宣伝のために活用している方も多いようです。またホームページがなく、Facebookの公式ページしかない企業も多く、公式ページ上で口コミや評価が見られるため、公式ページの運用を適切に行う必要があります。

次にZaloというSNSも多く使われています。LINEのようにコミュニケーションのツールとして活用されているSNSです。Facebookよりも関係が近い相手とのやり取りに使われており、ボイスメッセージも送っているようです。

Zaloは政府や企業がユーザーとつながるために活用しており、営業もZaloを通してされます。この点もLINEとの共通点が見られます。

YouTubeはテレビ替わりに見られており、ニュースもYouTubeで見ているとのこと。旅行やゲーム、子ども向けのコンテンツが人気です。

▼東南アジアのリアルなSNS事情、ベトナム編はこちらから

マレーシア:1位WhatsApp・2位Facebook・3位Instagram

マレーシアで最も使われているSNSはWhatsAppです。WhatsAppは家族との連絡用に使われますが、企業は宣伝目的でも使っています。たとえばInstagramなどにWhatsAppのリンクを入れて、商品在庫の問い合わせができるなどです。一度企業のWhatsAppに登録すると、企業側からの宣伝も届くようになります。

次にFacebookが幅広い年齢層で使われています。ほとんどの人がFacebookグループに参加しており、クリスクの現地スタッフは10〜20ぐらいのグループに入っているようです。Facebookグループを使って、旅行などの情報収集や人材の採用もできたりします。

Instagramは10代~30代に人気。クリスクの現地スタッフは、趣味や旅行の投稿をしているとのこと。芸能人の最新情報をチェックしている人も多いようです。ストーリーもよく見ており、広告もストーリーで見かけることが増えているそうです。またInstagram経由で商品を販売している人も多く、インフルエンサーの投稿のコメントで自分の商品を紹介する人も。

TikTokはマレーシアでも若い世代に人気です。現地スタッフのお子さんはゲーム実況の切り抜きを楽しんでいるとのこと。他にも現地スタッフの友人でTikTokを学習コンテンツとして活用し、日本語検定1級を取った人もいます。

TikTokショップを利用している人も多く、日本とは違ってメイン画面にショップへのリンクがあります。またライブストリーミングの投げ銭で稼いでいる人もいるようです。インフルエンサーでなくてもお金をもらえる可能性が高いと解説してくれました。

マレーシアでYouTubeはテレビ替わりなので、よく利用されています。ショート動画や広告も見る人が多いとのこと。現地スタッフはYouTubeで印象に残った商品をGoogleで検索して調べているようです。

▼東南アジアのリアルなSNS事情、マレーシア編はこちらから

タイ:1位Facebook・2位LINE・3位Facebook Messenger

タイで最も使われているSNSはFacebookです。幅広い年齢層に使われており、ニュースや趣味に関する情報を得ています。情報を得るだけでなく、日記のように、自分の日常に関する投稿もしています。Instagramとリンクさせてストーリーを投稿している人が多いとのことです。

次にLINEです。日本と同じように家族や友達、知り合いと連絡する時に使っています。他にもお店との問い合わせの時やオンラインで買い物をするときに使います。タイではプレゼントをしたいときに、 LINE Shoppingを使うこともあるようです。

LINE Open Chatも使っていて、ファンクラブのChatに入って情報を収集したり、大学のクラスのオンライン連絡網として使っています。他にも観光のグループ、地元の情報をアップデートしてくれるグループ、一緒に勉強するグループ、マラソンランナーのグループなどにも参加しているとのこと。ただどちらかといえば、Facebookグループの方がよく使っているようです。

TikTokやInstagramは若い世代に人気で、特にTikTokは利用者が増えてきています。TikTokはお金になりやすいため、レビュー動画なども多く見られます。ライフスタイルをシェアして、フォロワーが真似することもあるとのこと。KOLも増えている印象で、YouTubeの大手のKOLもTikTokを始めているようです。

Instagramは写真をシェアしたい時や、商品の情報を調べたい時にブランドのアカウントから情報検索するとのこと。またグルメコンテンツも好きなので、寿司やラーメンなどを調べることもあるようです。

あとタイ人は写真を撮るのが大好きなので、インスタ映えするところに出かけたいと思っています。珍しいアクティビティ、たとえばスキーなどの写真を撮りたい人が多いと説明してくれました。

▼東南アジアのリアルなSNS事情、タイ編はこちらから

まとめ

今回は各国の現地スタッフのインタビューをもとに、各国で人気のSNSと現地での使われ方についてまとめてみました。このように日本との違いもさることながら、東南アジア各国でもSNSの使われ方に違いが見られます。

そのため、効果的なプロモーションを行うには、現地の事情に明るい代理店を活用することが重要です。

クリスクでは現地スタッフとともにアジア各国の事情をふまえたプロモーションが展開できます。SNSの運用やプロモーションでお困りの方は、ぜひクリスクにお声がけください!

※本文内で引用されている資料・データ、登場する人物の所属名・役職名などは掲載当時のものです。

東南アジアにおけるSNSを活用したマーケティングをサポートします。お気軽にご相談ください。

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この記事を書いたのは

東南アジア・東アジアのマーケティングに携わり12年!
タイから始まりベトナム・マレーシア・インドネシアにもオフィスを構え、現地メンバーと日本のディレクターチームとで東南アジア・東アジアでの集客・プロモーションを支援しています。

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