こんにちは! クリスク・ベトナムのリエンです。
みなさんが仕事やプライベートで使っているであろうFacebookやMessenger。
次々に新機能が追加されていますが、そんな新機能を使いこなすことはできているでしょうか?
今回は、FacebookとMessengerをより便利に活用するために知っておきたい機能を7つご紹介します。
Facebookアプリ:ポッドキャスト
近年、インターネットの音声メディアや音声コンテンツが急成長しています。その中でも、音声メディアの一つであるポッドキャスト(Podcast)では、全世界の番組数が200万以上、エピソードは4800万以上あります。
Apple、Google、YouTube、Spotifyといった大手テクノロジー企業はこのプラットフォームについての関心を高めており、Facebookも例外ではありません。
2021月6月、Appleのポッドキャストアプリが番組の有料サブスクリプションを開始しました。同時に、Facebookも独自のポッドキャストサービスを提供始めした。現在、本サービスはアメリカだけで使えますが、これから他の地域にも拡大するでしょう。
Facebookのポッドキャストでは、個人だけでなく企業のポッドキャスト番組配信も増えていく見込みです。Facebookページにポッドキャストを追加すれば、使用者はすべてのエピソードをFacebook上で直接視聴することができるようになります。
ポッドキャストの宣伝も可能に
コンテンツクリエイターは、ポッドキャストを宣伝するために「クリップ(Clip)」と呼ばれる機能を使い、公開したポッドキャストエピソードの短い紹介動画を提供することもできます。これにより、オリジナルのコンテンツが増加すると期待されています。
今後、「ポッドキャスト広告」はFacebookマーケティングにおける不可欠な手段になるでしょう。ポッドキャスト広告の普及に従い、ポッドキャストコンテンツの配信者は「ポッドキャスト系インフルエンサー」になれるかもしれません。
参考)2021 Podcast Stats & Facts (New Research From Apr 2021)
Facebookアプリ:音声交流
Facebookは、ポッドキャスト以外にも音声交流プラットフォームをアメリカ市場で立ち上げました。これは、音声配信ソーシャルメディアの代表である「クラブハウス(Clubhouse)」に対抗する目的だと言われています。
「Live Audio Rooms」と呼ばれるこのサービスは、特定のFacebookグループがライブで音声ルームを作ることができ、招待制で最大50人のスピーカーと無限のリスナーがFacebookとMessengerの両方で参加できるのが特徴です。
スピーカーは、一般人に限らずアーティストやジャーナリスト、スポーツ選手などの有名人も含まれます。リスナーの方は、Facebookの投げ銭機能「スター(Star)」でコンテンツクリエーターを支援することができます。
またFacebookの音声型サービスを強化施策の一環で、Facebookニュースフィードで短い音声投稿(サウンドバイト)も可能になります。
Facebookアプリ:Spotifyのミニプレイヤー再生
音楽愛好者が憧れていた機能が追加されました!
2021年7月から、世界175カ国以上でFacebookアプリ内で音楽やポッドキャストを再生できるようになりました。
FacebookでSpotifyの音楽やポッドキャストをシェアすると、投稿を見る友達もFacebookを離れることなく、他の情報を閲覧しながらシェアされたコンテンツを楽しめます。
ただし、この機能を使うには、友達もSpotifyアプリを端末にインストールしている必要があります。Spotifyを利用しない場合は、30秒間のプレビューしか試聴できません。
Messengerアプリ:アプリ間のメッセージ
Facebookのメッセージングサービス「Messenger」は月間13億人のユーザーを抱えており、Facebookとほぼ同じくらいの人気があるといえるサービスです。
現在、Facebookの傘下のMessengerとInstagramの利用者は、アプリを超えて検索、シェア、互いにメッセージを交換できるようになりました。これから「WhatsApp」も統合される見込みです。
Messengerアプリ:サウンド文字
Facebookの音声サービス分野の積極的な進出により、Messengerでも音声を重視した新機能が追加されています。
2021年の世界絵文字デーにはドラムロール、拍手、笑い声などの音声付きの絵文字(Soundmoji)がMessengerに追加されました。
Messengerの会話画面でメニューから拡声器のアイコンを選ぶと、話し手のアイコンが表示され、サウンド文字一覧から選択して投稿します。
Messengerアプリ:Facebook Pay
Facebookは「Payments」と呼ばれる送金サービスを2015年にMessenger上で開始しましたが、この時点では銀行口座間の送金だけの対応でした。
これが2019年末から、アメリカ向けに提供された「Facebook Pay」サービスではクレジットカードを通した決済もできるようになりました。
現在、送金・決済機能を実装しているSNSアプリは少なくありませんが、FacebookだけではなくMessenger、Instagram、WhatsApp上でも使えるのはFacebook Payの最大のメリットでしょう。
Messengerアプリ:誕生日の現金ギフト
Facebook Payを利用するシーンは基本的に以下のようなシーンがありました。
- Facebook上におけるイベントチケット購入
- マーケットプレイスでの取引
- ゲーム内課金 など
これに追加して、Messengerで誕生日の現金ギフトにも使えるようになりました。
これは、今年のMessengerの10周年記念日に提供された新機能です。
使用者は、Facebook Payを使って友達の誕生日に現金をプレゼントとして送れるようになります。送金情報を確認すると、 Messengerを通じて誕生日祝い用の風船とメッセージを相手に送信できます。これを開封すると、銀行口座にプレゼントした金額がすぐに振り込まれます。現金ギフトを受信するには、誕生日を自分のプロフィールで公開しておく必要があります。
まとめ
上記で紹介した新機能のほとんどはアメリカを中心に展開されていますが、今後他のエリアにも拡大するでしょう。最も注目しておきたいのは、オーディオ体験の大幅な増加でしょう。
今後、拡大が見込まれる音声サービスは、SNSだけではなく日常生活で活用されている音声コマンドデバイス(アレクサなどのような人間の声によって操作するデバイス)のように普及されていく可能性があると感じます。