コロナ禍で落ち込んだ訪日観光客数は戻りつつあり、インバウンドに関する弊社へのお問い合わせも増えております。
インバウンド施策で検討すべきことの1つは、訪日外国人が日本で購入する「お土産」!
「メイド・イン・ジャパン」のブランディングは今も健在なのか?各地の工芸品は、訪日客にはどのように映っているのか?
この記事では、訪日外国人に今人気の日本のお土産についての、東南アジア各国のクリスクスタッフによる座談会の模様をお届けします。
2023年に日本を訪れたマレーシア人は、およそ41万人。観光で日本を訪れた際の支出額の平均は約22万円です。
そんなマレーシアで人気の日本土産について、クリスク・マレーシアのバイ(Ahmad Baihaqie)に聞きました。
■ 日本政府観光局(JNTO) (2024)、「訪日外客統計 2023年12月推計値(2024年1月17日発表)」より
■ 観光庁 (2024)、「訪日外国人消費動向調査 2023年年間値の推計」、2024年1月17日より
2023年に日本を訪れたインドネシア人は、およそ42万人。ほぼコロナ前の観光客が戻ってきています。観光で日本を訪れた際の支出額の平均は、約19万円です。
そんなインドネシアで人気の日本土産について、クリスク・インドネシアのゲン(Juergen Donggala)、ワルダ(Wardah Amani)、クリスク・インドネシアパートナーのペピさんに聞きました。
■ 日本政府観光局(JNTO) (2024)、「訪日外客統計 2023年12月推計値(2024年1月17日発表)」より
■ 観光庁 (2024)、「訪日外国人消費動向調査 2023年年間値の推計」、2024年1月17日より
2023年に日本を訪れたベトナム人は、約57万人。もともとベトナム人の日本人気は高く、訪日観光客の国別ベストテンにランクインしています。観光で日本を訪れた際の支出額の平均は約21万円です。
そんなベトナムで人気の日本土産について、クリスク・ベトナムのズン(Du Thị Thùy Dung)に聞きました。
■ 日本政府観光局(JNTO) (2024)、「訪日外客統計 2023年12月推計値(2024年1月17日発表)」より
■ 観光庁 (2024)、「訪日外国人消費動向調査 2023年年間値の推計」、2024年1月17日より
▼ 少し古い記事ですが、クリスク・ベトナムスタッフのリエン曰く「今も傾向は変わりません」だそう
ここまでインバウンドでよく知られたお菓子・コスメブランドや、「クールジャパン」で容易に想起しうる日本製品の名前が並びました。
しかし、東南アジアからの訪日客にササるお土産を開発したい自治体や観光施設の方にとって、既存ブランドの横綱相撲はあまりヒントにならないかもしれません。
我々日本人が売りたい商品は、東南アジア人にどう映っているのでしょうか?
インバウンド施策の一環として欠かせない「訪日土産」ですが、ブランドを確立したお菓子やキャラクターグッズ以外では、信頼性や安全性、機能性が売りになる日本の商品が東南アジア人に好まれるようです。
そういった商品は、現地のインフルエンサーや日本好きコミュニティ内でのレビューを通じて購入意欲が醸成されていることが多いため、インフルエンサーマーケティングやUGCは有効なマーケティング施策になりえるかも知れません。
一方で、訪日外国人に好まれる商品開発の観点では、ニーズや受けの良いデザインを先入観無しにリサーチする必要がありそうです。
クリスクは東南アジア各国に現地スタッフを擁しており、ターゲット国のインサイトを踏まえたPR・マーケティング施策やリサーチが可能です。インバウンド施策でお困りの際はぜひお問い合わせください!