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2023年マレーシアのデジタルマーケ・トレンドを総括!

ここ数年、企業のDX化が急速に進んでいる東南アジア市場。デジタルマーケティングがますます重要視される中、各国ではどのような戦略がトレンドになっているのでしょうか? 今回はマレーシア編をお届けします。

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2023年マレーシアのデジタルマーケ・トレンドを総括!
7:02
2023年マレーシアのデジタルマーケ・トレンドを総括!

また、デジタル経済の中心とも言えるソーシャルネットワークのユーザーは、2023年初頭でマレーシア総人口の78.5%。

ここ数年、買いたいものや行きたい場所がある場合にはGoogleなどの検索エンジンだけでなく、SNSやECサイト上で情報を検索する傾向が高まっていますが、マレーシアでは具体的にどのようなトレンドが見られるのでしょうか。

今回は、マレーシアにおける2023年のデジタル市場の傾向について、クリスク・マレーシア現地スタッフのバイに詳しく聞いてみました!

女性経営者のお店がTikTokでバズるように

クリスク
クリスク

マレーシアで今年、ネット上で大きな話題になった出来事やコンテンツはありますか?

バイ
バイ

今年は政治の話題がとても活発でした。2022年11月にアンワル・イブラヒム氏が新首相に就任して、その手腕が注目されてきました。

彼は90年代に同性愛の疑惑で副首相を下ろされ、デモを起こして逮捕された過去があります。そういった意味でも話題ですし、首相の給料をもらわずに職務についていることや、経済政策にあまり期待されていなかったところ、思ったより持ちこたえていることなども注目されています。

クリスク
クリスク

どの国でも、やはり経済的な話は気になりますよね。

バイ
バイ

マレーシアでは今まで、女性は結婚したら専業主婦になるのが一般的でした。

でも今は景気が悪くなってきたので、結婚しても働く女性が増えてきています。そうした女性たちがやっている、お惣菜やお菓子のお店もネット上でよく見かけます

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https://www.facebook.com/azshop26/

クリスク
クリスク

彩りもよくて美味しそう、食べてみたくなりますね!

女性の社会進出が進めば、市場でも女性をターゲットにしたビジネスが進んでいきそうですね。

バイ
バイ

そう思います。TikTokでバズってネット上で注目され、2023年12月時点で26万以上のフォロワーがついている女性経営者のお店もありますよ。

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キエダ クレープ

クリスク
クリスク

TikTokを使って集客するお店が増えているということでしょうか。

バイ
バイ

はい。TikTokに限らず、今はSNSをうまく使っている企業は多いですね。私たちも、SNSから商品やお店の情報を得て買い物をすることが増えています。

TikTokショップのユーザーが増えるも、まだShopeeが一強

クリスク
クリスク

Eコマースのほうはどうでしょうか、ネットショッピングも一般的になっていますか?

バイ
バイ

はい、ネットショップを使う人も多いです。

今年はTikTokユーザーが増えたこと、ライブコマースが流行したことが特徴的ですね。

10〜20代の若者を中心にTikTokショップで買い物をする人が増えているのですが、すでに多くのユーザーを獲得しているShopeeも何もしていないわけではありません。今年は割引クーポンをたくさん発行するなどの工夫をしていますね。

クリスク
クリスク

クーポンはやはり効果的なんでしょうか。

バイ
バイ

そう思います。販売者視点で見ても、TikTokショップよりもShopeeのほうが販売手数料が安いため、いったんTikTokに進出していた販売者がShopeeに戻ってくるケースをよく見かけるようになりました。

EコマースではまだまだShopeeが優位にいる状況です。商品数も多いし、信頼性も高いので。

クリスク
クリスク

世代による違いもありそうですね。

バイ
バイ

若い世代はTikTokで動画を見ていいなと思ったものをTikTokショップで買うという人が増えてきていると思います。

ただ、30代以上ではTikTokユーザーがまだそれほど多くなく、Facebookが中心ですね。FacebookとShopeeは連携しているので、フィードにShopeeの広告が上がってきて、そこから買い物をしています。私の母も50代ですが、Shopeeライブからよく買い物をしていますよ。

クリスク
クリスク

マレーシアは日本と違って高齢化社会ではなく、人口の中でも20〜30代の若い世代が多いので、今後ますます競争が激化していきそうですね。

国民は「旅行に行くなら国内よりタイ」、政府はインバウンド戦略に注力

国民は「旅行に行くなら国内よりタイ」、政府はインバウンド戦略に注力
クリスク
クリスク

コロナ禍も落ち着いて、海外旅行に行く人も増えてきていると思いますが、旅行先として人気の地域はありますか?

バイ
バイ

旅行だと、最近はタイの南部にあるハートヤイという観光都市が人気です。地理的に、マレーシアから車で行きやすいんです。

また、最近は国内旅行よりも海外旅行のほうが安くなっていて、少し前まで国内旅行で人気だったランカウイ島も以前より客足が遠のいてきています。

クリスク
クリスク

隣接するタイなら自分の車で、値段的にも気軽に海外旅行に行けるというわけですね。

バイ
バイ

旅行の話で言うと、マレーシアでも今インバウンドに力を入れていて、2023年12月1日から1年間、中国とインドの国籍保有者は最大30日までビザなしで滞在できるようになったんです。

国籍は限られていますが、観光は経済政策のひとつとして注目されています。

クリスク
クリスク

団体旅行を解禁した中国、大きく経済成長しているインドは、やはりインバウンド戦略では注目の国なんですね。

バイ
バイ

はい。マレーシアは政治も経済も大きく動いていますから、来年も動向に注目してください。

クリスク
クリスク

わかりました。今日はありがとうございました!

 

まとめ

若い世代を中心に、スマートフォンやPCからショッピングをするのが一般的になっているマレーシア。2022年4月に国内でサービスが開始されたTikTokショップではライブ動画から売上を伸ばすも、依然としてメジャーはShopeeとのこと。
ただし、そのShopeeでも、サイト上からライブ動画「Shopee LIVE」を見て購買を決める人が多いとのことで、今後注目すべきはライブコマースだと言えそうです。

また、女性の社会進出が進んだり、観光市場が伸びたりと、社会や経済の情勢にも目を向けながらターゲットを見極めていくことも必要かもしれません。

クリスクでは、現地スタッフによる各国の調査を踏まえたWebマーケティングをご提案しています。もしSNS運用やWeb広告運用の案件があれば、お気軽にお声がけください!

▼東南アジアではライブコマースがメジャー!各国の事例はこちら

 

※本文内で引用されている資料・データ、登場する人物の所属名・役職名などは掲載当時のものです。

東南アジアにおけるSNSを活用したマーケティングをサポートします。お気軽にご相談ください。

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この記事を書いたのは

東南アジア・東アジアのマーケティングに携わり12年!
タイから始まりベトナム・マレーシア・インドネシアにもオフィスを構え、現地メンバーと日本のディレクターチームとで東南アジア・東アジアでの集客・プロモーションを支援しています。

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