Webメディアと東南アジアSNSマーケティングの会社

MENU

CLOSE

化粧品への関心高まるマレーシアで日本ブランドが勝つためのヒント

日本の有名化粧品ブランドは、昔からマレーシアで人気があります。しかし、近年は多くの外国・マレーシアの化粧品ブランドが参入した結果、業界の競争はより厳しくなり、市場で認識されるための労力が高まっています。今回は、マレーシアの化粧品事情とユーザーの行動について紹介していきたいと思います。

SNSでシェア/あとで読む
この記事のURLとタイトルをコピーする
化粧品への関心高まるマレーシアで日本ブランドが勝つためのヒント - クリスク
4:11

こんにちは、クリスク・マレーシアのアミルです!

長い歴史を持つ資生堂やコーセーといった日本の有名化粧品ブランドは、昔からマレーシアで人気があります。

日本の化粧品は、その最先端技術や自然成分を利用していることから品質及び多様性がマレーシア人に信頼されており、販売価格も他の世界ブランドと同等です。

しかし近年、K-POPなどの韓国カルチャーの流行に乗り、多くの韓国化粧品がマレーシアに参入した結果、短期間で人気となりました。

したがって、マレーシアの化粧品業界の競争はより厳しくなり、市場で認識されるためには今まで以上の労力が必要になりました。

そこで今回は、マレーシアの化粧品業界とユーザーの行動について紹介していきたいと思います。

マレーシアでは「メイクさん」の利用が当たり前

数年前から、マレーシア人は結婚式や写真撮影のときだけでなく、他の正式および非公式なイベントにも「メイクさん=プロのメイク師」によるメイクサービスを利用するようになってきました。

メイクさんは、サロンよりも直接にお客さんの家、またはイベント現場(ホテルの部屋など)に行って、そこでメイクをします。

Instagramでの#muamalaysia(mua=メイクさん,malaysia=マレーシア)の検索結果
Instagramでの#muakl(メイクさん=mua,クアラルンプール=kl)の検索結果

メイクへの関心が高まっている最近のマレーシア人は、SNSを通じてメイク経験の豊富なメイクさんや、ビューティインフルエンサーが投稿した化粧品情報を参照しています。

彼らは独特のキャラクターとスタイルを持っているので、マレーシア人は自分の好みに合うスタイルの方を自由に選んで参考にしています。

なお、投稿は写真だけでなくチュートリアル動画で細かいメイク方法やテクニックも解説されているため、すぐ理解できて家でも簡単に再現できます。

 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Really took my time with this one. Watch this in full screen. I was working against the sun, with and then against it again. Lol. Tried a bunch of new stuff from Nars. Obsessed with the Tinted Glow Booster. That radiant skin ooff. ✨ Product breakdown. Aqua gel luminous oil-free moisturizer Afterglow lip balm / dolce vita Radiance face primer Natural Radiant Longwear Foundation / Stromboli Tinted Glow Booster / Simos Radiant creamy concealer / Stromboli & Custard Tinted smudge proof eyeshadow base / medium Light reflecting setting powder / Sunstone Afterglow eyeshadow palette High Pigment Longwear Eyeliner / Mulholland Drive Climax mascara Overlust cheek palette Blush / Illicit Summer Light Face Palette Velvet Matte Lip Pencil / Good Times Matte Lipstick / Pigalle All @narsissist. Now go off in my comments. Tell me do you like or nah. 🤪🤍 . #NarsMalaysia #Narsissist #NarsMY #tutorialvideo #videotutorial #makeuptutorial #makeuptutorials #beautyinfluencer #beautyvideos #makeuplooks #makeupartistmalaysia #makeupartistkl #makeuplooksworldwide #MakeupbyNoriana @eeloonars

Noriana(@norianathefacedesigner)がシェアした投稿 –

認知を広めるポイントはアンバサダー

マレーシア人は新聞や雑誌を読むよりもSNSをチェックする傾向があります。

また、日本と韓国を比較するとマレーシア人は、知名度の高いKーPOPスターなどと違い日本の有名人には精通していません。

そのため、プロモーションやマーケティングのためのブランドアンバサダーとしてローカルのインフルエンサーや有名人を使用した方が認知度とブランドイメージを高められる可能性があります。

参考)マレーシア人インバウンドの特徴│FUN! JAPANアジア訪日外国人観光客データ

フランスの有名な化粧ブランドLANCOMEは、マレーシア人のMira Filzah氏を使って、マレーシア人の肌用である新化粧品キャンペーンを行いました。

Mira Filzah氏はUNIQLOのような有名な日本ブランドのアンバサダーもやっており、10代〜60代のマレー・中華・インド系のマレーシア人によく知られています。

彼女は、Instagramのフォロワー数が700万を超えているので、ブランドアンバサダーとして最適と言えるでしょう。

マレーシアのような多民族国はブランドイメージとなるアンバサダーの選択が非常に重要です。ルックスももちろん大事ですが、世間の評判やファン・SNSフォロワー数などを踏まえて、検討することが必要です。

購買力はすべての民族にあるため、バランスの取れたアンバサダーを選んでくださいね。

まとめ

マレーシア人は、日本の化粧品に高い期待を持っています。

しかし、今はグローバル化が進んでおり、日本以外の外国企業もマレーシアに非常に効果的なPRを行っています。また、マレーシアのローカルブランドも今後はさらに増加して行くことが考えられます。

日本の化粧品ブランドも、市場の要件と傾向を慎重に調査し、最新のトレンドを届けなければマレーシア市場での競争には勝てないかもしれません。

(編集:きたざわあいこ)

※本文内で引用されている資料・データ、登場する人物の所属名・役職名などは掲載当時のものです。

東南アジアにおけるSNSを活用したマーケティングをサポートします。お気軽にご相談ください。

お問い合わせ
SNSでシェア
この記事のURLとタイトルをコピーする

この記事を書いたのは

クリスク・マレーシア スタッフ
日本へ留学後、自動車メーカーに就職。マレーシア・タイへ赴任した後に独立し、日系企業へのコンサルティングを手掛けたのちクリスク・マレーシアへジョイン。

こんな記事も読まれています

Contact Usお問い合わせ

どうぞお気軽に、ご質問・ご相談をお寄せください。

株式会社クリスク
  • Clisk Japan

    東京都品川区東五反田5-22-37

  • Clisk Thailand

    689 Bhiraj Tower at Emquartier, Unit No.1602, 16Floor Sukhumvit Road, North Klongton, Vadhana, Bangkok 10110
    TEL +66-(0)2-060-6977

  • Clisk Vietnam

    Tầng 10, FiveStar Tower, 28Bis Mạc Đĩnh Chi, P. Đa Kao, Quận 1, Ho Chi Minh city, Vietnam

  • Clisk Malaysia

    A-15-9 Liberty Arc @Ampang Ukay, Jln Ulu Kelang, 68000 Ampang, Selangor, Malaysia

  • Clisk Indonesia

    Kantorkuu Citywalk Sudirman Jl. K.H. Mas Mansyur No.121 Level 2, RT.10/RW.11, Jakarta 10220