みなさん、こんにちは!
クリスク・マレーシア のりつです!
みなさんは、マレーシアに住みたいと思ったことはありますか?
財団法人ロングステイ財団の調査では、オーストラリアやハワイといった人気地域を押さえ、マレーシアが13年連続(2006~2018年)で「日本人が住みたい国No.1」に選ばれているそうです。
物価が安い・英語教育が整っているなど、マレーシアに住むメリットはみなさんもご存知だと思います。しかし、そんな人気のロングステイ先として選ばれているマレーシアに、本当にデメリットはないのでしょうか。
今回はマレーシアに移住した日本人に、マレーシアのここが嫌い!というポイントを聞いてみました。
まずは、マレーシアの基本情報を押さえておきましょう。
日本人の移住人口は非常に多く、実際に筆者が外出する際も周辺に日本人が多い気がします。これだけの日本人が長期滞在をしているということは、もちろんマレーシアに強い魅力があるからでしょう。反対に悪い点は一体なんなのでしょうか?
まさに最近の問題ですが、ヘイズはインドネシアのスマトラ島などでの焼畑農業が原因で起こる大気汚染の事を指します。ヘイズさえなければいい国なんだけどなと言っている日本人もいるくらい、マレーシアに住む人にとっては、とても大きな課題と言えるでしょう。
ヘイズはマレーシア、インドネシアの乾期にあたる8月〜10月にかけて悪化し、汚染された大気はモンスーンによって隣国へも運ばれて来ます。
2019年のヘイズは前年より悪化し、首都クアラルンプールのAPI(大気汚染指数)は「不健康」とされる190を記録しました。また、2019年9月には、ヘイズの悪化に1000以上の学校が休校になるなど、深刻な事態となっています。
大気汚染は人体に悪い影響が出ます。気管支炎やぜん息の原因になると言われているため、外出の際は専用のマスクをしなければなりません、マレーシアはとても暑いのにマスクをしてさらに息苦しくなるのも辛いです。なので、体が敏感で反応が出る方も外出などを控えた方がいいでしょう。
また、この時期のイベント開催はおすすめしません。ヘイズ問題でイベントがキャンセルされたり、学校が休校したりすることがあるからです。
5年位前までは、そこまで深刻な問題とは思いませんでしたが、被害は拡大し続けているため、政府はいろんな対策を考えヘイズ問題を解決しようとしています。
クアラルンプール近郊では、100年以上の長い歴史を誇るマレー鉄道(KTM)の他に、1990年代後半からはLRT(軽量軌道交通)、2017年からは中心部を貫くMRT(高速鉄道)や市内エリアを走るモノレールなどいくつかの路線が開業してきました。
東京は電車の路線が多いし、電車で駅まで行けば徒歩ですぐ目的地に着きます。一方、マレーシアは暑いので徒歩で移動する人はあまり多くありません。公共交通が発達していても車で移動する人もたくさんいます。
その結果、平日でも路上はすごく混んでしまい、移動するのにとても時間がかかります。
日本の電車やバスは時間どおりにくるのが普通です。しかし、マレーシアの電車やバスはいつも時間通りにきません。走ってる途中に止まることもあるし、遅延のアナウンスや告知もないことが普通です。交通機関を使う方は、時間に余裕を持って行動することが求められます。
渋滞がひどく、公共交通機関も時間通りではないため、マレーシア人は時間にルーズになってしまいがちです。そのため、マレーシアで生活する日本人は、ローカルの人と会う予定があれば、「少し遅れてもいいや」という気持ちで余裕を持ってお出かけをすることが大切です。それなら、相手が車の渋滞の問題で遅れても何だか許せる気がしますよね。
日本に住んでいる方は、季節ごとの衣替えが面倒ですよね。でもマレーシアでは、一年中ずっと半袖でも過ごせます。季節に影響されない生活は相当気持ちいいです。 マレーシアの常夏の気候が好きだから、ずっと住んでいたいという日本人は結構いるのではないでしょうか。
ただし、屋外は暑いですが、屋内はとっても寒いという状況に、マレーシアに来たことがある方なら遭遇した事があると思います。マレーシアの気温は高いため、室温は常に低くしています。また、マレーシアの電車は冷房が普通じゃないくらい寒いです。ショッピングモールなどに行かれる方も、上着を持参することをおすすめします。
筆者は、たくさんの日本人から「マレーシアのご飯が口に合わない」と聞いたことがあります。確かに、日本人とマレーシア人の食生活は、だいぶ違っていますね。残念ながら、筆者もマレーシアのご飯は基本的にあまり美味しくないと思います。スパイシーで辛いし、肉ばっかりで脂っこく、野菜が取れないイメージがあります。
マレーシア料理を食べてお腹を壊した日本人の方もたくさん知っています。だから、マレーシアに住んでいても価格が少し高くてもあっさりとした日本料理を食べる日本人もいます。
Amazonは、通販が大好きな人にとってなくてはならない存在ですが、マレーシアにはAmazonはありません。もちろん、Amazonを使って海外に配送することもできますが、配送料・手数料が高いし、時間もかかります。
※通販サイトはもちろんあります。Lazada、Shopee、Prestomallなどがよく使われています。
また、配送サービスも日本のように優秀ではありません。注文してから2週間くらい待たされるのは普通、文句を言ってもクレームは大体解決されません。
配達時間も特に決まってなくて運悪く留守のときに来られる可能性もあります。その場合、近くの郵便局に保管されていますが、取りに行くのもそれなりに面倒くさいです。通販が好きな日本人の方は、要注意ですよ!
実際のところ、マレーシアに移住して感じるデメリットは、日本で暮らすメリットと比べるとほんの小さな問題ではないでしょうか?
日本は、地震や台風などの災害もあり、近年も大きな被害が出ています。マレーシアと違って、日本の職場文化にも大きな差があります。例えばマレーシアの職場はいつも定時で帰ります。(日本のきつい職場に慣れるために苦労をした人もいますよね?)
現在マレーシアに住んでる日本人の皆さんは、最初は慣れるまでに大変かもしれないですが、慣れる頃にはマレーシアの魅力をきっと見つけていると思います。
そして、マレーシアに移住したい方はぜひ試しにマレーシアを来て、肌でマレーシアの良いところ・悪いところを感じてください。
今回の記事ではマレーシアの嫌なところを書きましたが、素敵なところもあげればきりがないぐらいにある素敵な国です。1人でも多くの日本人の方がマレーシアを好きになってくれることを日本が大好きな筆者は願っています!
(編集:きたざわあいこ)