こんにちは! クリスク ・マレーシアのヌルルです。
マレーシアでマーケティングやPR戦略を立てる際に必ず直面する「ターゲット層」問題。
なぜならマレーシアはご存知の通り多民族国家で、それぞれ文化も違えば、アクセスする情報源も異なってきます。
そのため、マレーシアでインフルエンサーマーケティングをする際はこの人がオススメ!と一言で片付けることができません。
そこで今回は、人口の一番多いマレー系の中で今注目のインフルエンサーをご紹介します!
※注意※人口比を必ず確認してからフォロー数を見よう
インフルエンサーを選定する際に「フォロワー数」は必ず見る項目の一つかと思いますが、その際、各市場の「人口比」を頭に入れておく必要があります。
マレーシアの人口は3,200万人(マレー系はうち約69%)、日本の約4分の1です。
マレー系に人気のインフルエンサー3人とその実績
今回は、マレー系に人気があるという以外に、これまでにいくつもの広告案件に携わった経験がある方々を選びました。
① Belle Khann
https://www.youtube.com/c/bellakhann/
https://www.instagram.com/bellakhann/
https://www.facebook.com/Bellakhann.bk/
Bellaさんはチャンネル登録者が100万人越えをしている数少ないマレーシア人YouTuberの一人で、動画や投稿は基本的にマレー語で行っています。とても明るい性格とコミカルな動画が幅広い世代に好感を与えています。
一見すると普通の「iPhone開封」に思える動画の再生回数はなんと、100万回を超え、コメントも3,600件を集めるなどフォロワーのエンゲージメントがとても高いことが特徴です。
また、美容系の商品レビューでも彼女の正直な意見が述べられており、ただ綺麗に撮っているクリエイティブより信頼性が高く、共感を得ています。
マレーシアの老若男女問わず、とにかくバズっているコンテンツに敏感で、逆に彼女のチャンネルを見ると何が流行っているかわかると評判です。
実績(PRした商品、プロジェクト、ブランドなど)
- 食品:McDonald’s、Knorr
- 美容:Dove、Pantene、植物物語、Kose雪肌精
- 家電:LG
② Sharifah Rose
https://www.youtube.com/channel/UCqb9UCBb9EEzpYjbJlwgQIg
https://www.instagram.com/sharifahrose_/
https://twitter.com/sharifahrose
元々は旅行、美容系インフルエンサーであったSharifahさんですが、近年の活躍は目覚ましく、なんとテレビドラマ出演まで果たしています!
日本政府観光局を始め、各国の政府とのコラボキャンペーンに参加したことのある実力派で、観光コンテンツの投稿文もしっかりと書かれており、各地の魅力が伝わる投稿を発信しています。
また、ヒジャビスタ(ヒジャブを被った女性)としてもマレーシア人女性の間で人気で、彼女のファッションに合わせたヒジャブスタイルは真似をする人が続出するほど影響力があります。
実績(PRした商品、プロジェクト、ブランドなど)
- 旅行:日本政府観光局(JNTO)、韓国、インドネシア、中国、台湾、ドバイ、シンガポール、各国政府観光局
- 美容:Shu Uemura、ジバンシー、Kiehl’s
- 家電:Samsung
③ Khairul Amin
https://www.instagram.com/khairulaming/
https://twitter.com/khairulaming
https://shopee.com.my/khairulamingbrand?categoryId=100629&itemId=9305935179
“マレーシアのレシピ動画と言えばKhairul Amin”と言われるほどのインフルエンサーです。マレーシア人口の10分の1が彼をフォローをしているほど、民族を超えた人気者です。
動画も綺麗で、インスタグラムでの動画再生回数は軽く100万回を超え、あるドリンクのレシピは400万回近くも再生されています。
また、健康フードのレシピを集めたサブ・アカウントもフォロワーを25万人抱える人気アカウントですが、特筆したいのが、マレーシアNo.1マーケットプレイスのShopeeにもアカウントがあり、自身の商品を販売しているこちらのページにもフォロワーが20万人もいる驚異のフード・インフルエンサーなのです。
今年の断食月であるラマダン中は「30日間で30レシピ」を投稿しており、コロナによる活動制限令中のマレーシアでは例年のように断食明けの食事を外で取れないというフォロワーの悩み・ニーズをしっかりと理解し、さらに信頼性を高めました。
実績(PRした商品、プロジェクト、ブランドなど)
まとめ
冒頭で書いたように、マレーシアは多民族国家です。投稿もインフルエンサーによっては英語だったり、マレー語だったりと発信言語も様々です。マレーシアでマーケティングをする際は、自社商品のターゲットがどの層なのかをまず精査し、ターゲットにあったインフルエンサーを起用することが他の国以上に大切になってきます。
何千人、何万人とインフルエンサーはいますが、現地を理解している私たちにぜひ貴社商品にあったマーケティングのお手伝いさせていただければ嬉しいです。
まずはお気軽にお問い合わせください!
(執筆:Nurul Asyikin/編集:きたざわあいこ)