みなさん、こんにちは!
2025年2月にクリスク・ジャパンに入社した上田一輝です。
私はオーストラリア、シンガポールとベトナムに移住した経験があり、これまでSNS広告やオウンドメディアの運用などを手がけてきました。
現在は、海外経験も活かし、クリスクの海外事業部で東南アジア向けにマーケティング支援をしています。
私は高校までは北海道の札幌で過ごし、高校卒業後にビジネス英語を学ぶためにフィリピンのセブ島に2週間留学しました。セブ島でさまざまな国籍の人々と出会い、異なる環境に身を置けたことは、当時の私にとっては新鮮な体験でした。
その後、20代という若く身動きの取りやすい時期に海外で経験を積んでいきたいと考え、オーストラリアでの1年間の語学留学を経て、オーストラリアの大学へ進学しました。
オーストラリアでは、人種や考えの違いなどから、コミュニケーションに苦戦することも多々ありました。
そんな中、交換留学生として5名ほど来ていたシンガポールの留学生たちとは、ビリヤードを楽しんだりして仲良くなりました。シンガポール人は中華系(アジア人)ということもあり、はじめから英語でスムーズにコミュニケーションをとることができたのです。
そして大学卒業前には、彼らにシンガポールを案内してもらうことに。実際に現地に行ってみると、マレーシアやタイなどさまざまな国の人が社会に融合する国際色豊かな街の光景に、強く感銘を受けました。
こうした体験から、大学卒業後はシンガポールをはじめとした東南アジアへの移住を検討することに決めたのです。
卒業後、就職先として決めたのはシンガポールでSNS広告を手がけるIT企業でした。
志望理由のひとつには、大学在学中から個人のブログやFacebookなどで海外の情報を発信しており、SNSに強い関心を持っていたことが挙げられます。
また、私がシンガポールへ移住した2020年には、新型コロナウイルス感染症が流行し始めていました。コロナの影響で世界中の人々の在宅時間が増えたことで、オンライン環境さえあれば使えるSNS関連サービスへのニーズが高まっていくと考えたのです。
入社後は、日系企業を対象としたSNSマーケティングの支援を担当しました。小規模事業者から大手企業まで、さまざまな顧客のアカウントの各種指標や広告・クリエイティブを分析し、運用改善をご提案する日々。
それぞれの顧客の状況に応じて、もっとも適した改善策やプロセスを見つけていくことにやりがいを感じていました。
デジタル広告への興味も高まり、たくさんの経験や人脈を培えたシンガポール時代。しかしながら、2023年以降はシンガポールの就労ビザが次第に厳格化され、他の移住先も検討せざるを得ない状況になってしまったのです。
そこで、マレーシア、タイ、インドネシア、ベトナムなどの近隣諸国を訪れてみたところ、私の関心を惹いたのがベトナムでした。
東南アジアの中でも発展途上国にあたるベトナムは、年々GDPが上がっており、経済成長が著しいです。ベトナム国民の平均年齢が30代前半ということもあり、街中には若い人が多く、とても賑わっていたのが印象に残りました。その活気に惹かれ、次の移住先をベトナムに決めたのでした。
ベトナムでは、予約管理システムを手掛ける日系IT企業に転職。デジタルマーケティングの経験と興味を活かし、主にオウンドメディアの運用を担当していました。
記事の企画や執筆・ディレクション、既存記事の見直し、ランディングページの作成に加え、新規ツールの導入や新規メディアの立ち上げまで、さまざまな施策を実施。結果、検索での上位表示とPV数の増加を達成することができました。
何をすれば成果が出るのか、その実現のための施策の策定やリソースの確保まで、粘り強くできるだけ多くの手段を考えて試せることは自身の強みだと考えています。
オーストラリアへ留学し東南アジアで就職した私ですが、他にもニュージーランドやヨーロッパ(イタリア、フランス、ノルウェー)など、さまざまな国を訪れてきました。
現地の生活や文化を体験することで、それぞれの国の国民性や自己表現の方法を知ることが、私はとても好きなのです。
たとえば同じヨーロッパでも、イタリアとフランスは文化や生活、国民性が異なります。イタリア人は陽気でオープンにコミュニケーションをとるのに対し、フランスではハッキリと自己主張をする率直なコミュニケーションを好みます。もちろん個人差はありますが、実際に旅行へ行ってみると、こうした傾向を感じとることができます。
これまでは海外の地で異文化交流をしてきましたが、日本に戻ってきた今、日本国内の外国人の方々とも交流する機会を設けていきたいと考えています。
海外旅行と東南アジアでの就業経験を踏まえ、私が今改めて関心を持っていることは「東南アジアと日本人をつなげること」と「マーケティング」です。
シンガポールに滞在していた時は、現地の日系コミュニティ「シンガポール 和僑会」に参加していました。コミュニティでは現地で活躍されている多様な業種のビジネスマンや駐在員の方々と交流できたことで、自身の仕事の悩みや課題に対する解決につなげることができました。
また、シンガポールとベトナムの2社でweb広告やオウンドメディア運営に携わった結果、消費者の意思決定や購入までのプロセスにおける心理へ強い関心を持ちはじめ、これからもマーケティングに携わりたいと考えるようになりました。
マーケティングでサービス・商品を広めることで、会社の成長をも支援できます。経済が右肩上がりに成長している東南アジアでのビジネス展開をマーケティングで支えることで、日本の企業の拡大や課題解決に寄与できると考えるようになったことから、クリスクへのジョインを決めました。
これからは、東南アジア市場のマーケティングを強みとしているクリスクで、クライアントのみなさまの東南アジアへの販路拡大に貢献したいと考えています。東南アジアでのマーケティングをご検討の際は、ぜひ弊社へお声がけいただきますよう、よろしくお願いいたします。
(編集協力:大西 桃子)