こんにちは。
クリスク・インドネシアのジェリーです。
突然ですが、インフルエンサーマーケティングが世界中で人気ですが、インドネシアではどれくらいの影響力を持つかご存知でしょうか?
MudaBermakna(メディアポータル)の調査によれば、
回答者であるインドネシア人118人(10~20代)のうち、85.2%がソーシャルメディアでインフルエンサーをフォローしていたそうです。
最も興味があるジャンルはファッションとライフスタイルで68.8%。そして食品、エンタメ 、教育と続きました。
大きな影響力でSNSマーケティングに不可欠となったインフルエンサーについて、インドネシアの現状を紹介したいと思います。
2018年には、インドネシアでは、30人のインフルエンサーのうち90%(27人)の収入が2倍になると言われました。
実際、インドネシアのインフルエンサー広告市場の成長率は2017年には14.4%でしたが、2018年には36.6%に上昇しています。
そして、今後も毎年インターネットユーザーの増加とともにインフルエンサー広告市場が上昇すると考えられているため、最近ではインフルエンサーの管理会社(エージェンシー)が増えてきています。
例:Mamorae、 BuzzHero、 SociaBuzz、GetCraft など
インフルエンサーと並んでよく話題に上がるのが、KOLというワードです。KOLはある特定の業界や分野における知識が高く評価されており、多くのひとに影響力を持っているエキスパートのこと。
専門的で豊富な知識を持っていることによって社会で信頼されている個人のことを指しています。
KOLもソーシャルメディアでの影響力はありますが、彼らがメインで活躍する場はこれらのソーシャルメディアのプラットフォームではありません。
インドネシアでは、フォロワー数でインフルエンサータイプが4つに分かれています。そのタイプでマーケティングツールや目標も違うため、詳しく確認していきましょう。
なお、インフルエンサーとKOLは、どのようなユーザーにアピールするかを検討して決める必要があり、起用すれば思ったような結果が出るわけではありません。
インドネシアでインフルエンサーが最も気に入って使用するソーシャルメディアプラットフォームはInstagramです。
他にも ブログ、Twitter、YouTubeを利用しますが、 インスタグラムがインフルエンサーにとって最も好きな場所である主な理由は、ビジュアル的な外観をより重視するプラットフォームであるためです。
最後にインドネシアで活躍しているインフルエンサーを紹介しておきましょう。
▽フォロワー数(2019年9月現在)
▽注目のタイアップ
ポッキーインドネシア(www.bukapockylah.id)とのタイアップ。Instagramで2019年のレバラン(断食明け大祭)のときにオンラインクイズでギフトを行い、勝者はギフト(お金、テレビ、買い物バウチャーやスマホなど)をもらうもの。 DoriさんのInstagramの反応は15,865ライクでした。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=CvVnLka86K8
▽フォロワー数(2019年9月現在)
▽注目のタイアップ
KLOOK(アジア最大級の旅行アクティビティ予約サイト)のサービスを使って日本旅行をするというもの。Janineさんのビデオの中で、KLOOKの使い方を紹介したり、Janineさんのコードバウチャーを紹介したりする。彼女はYouTubeだけではなく、Instagramでもキャンペーンを行い、視聴者数は1,554 人でした。
▽フォロワー数(2019年9月現在)
▽注目のタイアップ
マクドナルドの新メニューを紹介するため、マクドナルドからの挑戦にチャレンジするというもの。チャレンジ内容は、新メニューとユニークなポーズで写真を取り、Instagramにアップし、@mcdonaldsid(マクドナルドのInstagramアカウント)をタグ付けし、ポストに #MCDEZHYPE #GochujangChickenMcDといったハッシュタグをつけて投稿するという内容。
1番ユニークなポーズをとった人がマクドナルドからギフトをもらうことができました。MiawaugさんのInstagramの反応は89,138ライクでした。
引用元: https://www.youtube.com/watch?v=W4G8JiJeH8g&t=709s
▽フォロワー数(2019年9月現在)
・YouTubeフォロワー:1,920,000人
・Instagramフォロワー:1,115,057人
▽注目のタイアップ
インドネシア人に日本からお土産を買う際、JCBカードを使うと税金がかからないというキャンペーン。JeromeさんはYouTubeにJCBカードの使い方、安い買い物のオススメ、特別な割引を説明しました。ビューワーは834,969回でした。
インドネシアでは、毎年インターネットユーザーが増えているため、2019年以降はオンラインマーケティングがオフラインマーケティングより、もっと人気が高くなるのではないでしょうか。
その中でも大きな影響力を持つインフルエンサーマーケティングはますます欠かせないものとなっていくはずです。
インドネシア向けマーケティングを検討している企業の方は、今から情報をキャッチしておきたいですね。
(編集:きたざわあいこ)